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どうも坂本です。やっと2年生が終了いたしました。
来年からは3年生、大学生活後半を迎えるわけですねうわー。頑張るぞ・・・。
てなわけで、最近撮影している人って・・・、とりあえずいるみたいですけど、どんな作品撮っているんでしょうねぇ。完成がたのしみだっ。
わたくしはひたすら画コンテを考え、留まり、なんの気なしに国立に行き、一眼片手に一人駅前でロケハンする変な子してました。家にいれば写真の構図本やeisou会の友達にもらったたくさんの本を読み(これがまた面白くて止まらないww音楽いらないww)親に頼まれたホームビデオのDVD化をしつつ撮りだめた映画を見る。。。と、なんだかヒッキーな生活を営んでおりました。自分の部屋を見渡せば、またなんかグチャっとしている。机の上は書類とDVDの混在。
とりあえず、新しい本棚とクリアポケットファイル、ソファーが欲しい今日この頃。
では、映画の話。今日は、これから公開の2作品を紹介します。
①横道世之介(2月23日より公開)
吉田修一氏の同名小説の映画化。主演に高良健吾、ヒロインに吉高由里子、その他綾野剛や余貴美子なども出演。
80年代、九州から法政大学に通うため上京した横道世之介は、隙ばかりで正直すぎる青年。遠慮やお世辞を知らず周りを驚かせるが、持ち前の憎めない明るい気質で難なく乗り越えていく。
時は巡り現在、世之介とともに大学時代を過ごした友人たちが、生活のふとした瞬間から世之介との思い出を思い出す。今作は過去→誰かの現在→過去→・・・という構成になっている。
監督は『南極料理人』「キツツキと雨』の沖田修一監督。日常の人間関係を、のほほん面白ハートフルに描く作風は今作でも踏襲され、今作は特にカメラの動きが少なく、日常の一場面をただ眺めているような印象を受けた。
ちなみに、一緒に見に行った友達は、あまりにゆったりした作品なもんだから寝てしまた(´・ω・)と言っていた。笑いは起きるが基本ハートフルなので、苦手な人はいると思う。
②ひまわりと子犬の七日間
2007年に宮崎県で起きた実話を映画化。市の保健所に務める父(堺雅人)は当番で殺処分場に勤務していた。父は少しでも殺処分をされそうな犬たちを救おうと子供を巻き込みながら里親探しをする人であった。その当番がもうすぐ終了する頃、父はある子連れ野良犬を保護した。野良犬はかなり凶暴で簡単に手をつけられる状態ではなかった・・・。
「マリと子犬の物語」を彷彿させるこの作品は、シネフィルには間違いなく物足りない映画であろう。
なぜか。
答え。そんなことでは動じられない、程度の涙腺刺激度だから。
世の中には『自然に泣ける映画』と『ちょっと意図的に泣かせにかかる映画』がある。今回は後者だ。
一般の方ならちょっと泣きそうな演出とか表現をされたらすぐに泣いてしまうものだ。現に試写会でも、犬の生い立ちについて語る冒頭のシーンでいきなり泣いている人がかなりいた。こちらからすれば「こんな話出来過ぎじゃないか。」と思う、いや、泣かせる映画の展開として見慣れたパターンにより「ほほう」とだけ頷いて消化する程度の場面だ。そう、演出に乗せられた「泣かせ」シーンなのである。そうとわかると、動じられない。もっと強い涙腺刺激を求める。
劇中は、父として悩む堺雅人の姿、野良犬と葛藤しつつ犬の心の本質に近づこうと必死になる堺雅人の姿が描かれていくが、私は特に後者の部分で発生する「泣かせ」シーンに疑問を覚える。
そもそも、人間同士だって、一緒にいても同伴者の過去なんて見えてこないのに、どうして犬の過去を語れるのか。わかったかのようにしみじみできるのか。人間の妄想で作ったカワイソ話で犬を勝手に憐れみ、勝手に感動する私たちはなんなのか。というか、冒頭の生い立ち話は、やはりここで泣かせるためのハメ演出だったわけではないか。なぜ、「泣かせにかかる」のか。
いろいろ通り越して、この程度で涙腺を刺激できると思わないでくれとか思う。というか、むやみに涙腺攻撃をするな、と。
だから実話だとしても、脚色しすぎてしまう動物奇跡系の映画が好きではない。
先日、ある先輩が「社会問題を取り上げるなら、ドキュメンタリーを作ればいいだろ」と言っていたが、この件に関してはその意見に強く賛同したい。想像で固めるのではなくドキュメンタリーでやるべきだと思う。
しかし、きっと「殺処分」自体をドキュメンタリーにすることはできないのだろうとも想像出来る。
難しいところだし、この疑問については私もこれから卒論に向けて研究していく部分であるため今は問題提起しかできないが、私は、このように、映画を客観視できるようになるのもこれからは必要なのではないかと思うのだ。
とぎれとぎれで一貫性のない話になってしまいましたが、皆さんにはたくさん映画を見て欲しいです。(無理やり結論ww)
ではまた来月( ´ ▽ ` )ノ (来月は追いコンの模様をお届けします)
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