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こんにちは。更新をするのをしっかり忘れていた、あ違う、すっかり忘れていた笑、坂本です。
今日は雑談を飛ばして、さっそく、映画を紹介していこうと思います。
今回の選定テーマは、ズバリ「私」について考える。
①攻殻機動隊 Ghost in the shell
押井守監督作品。2029年、人間は頭脳以外の部分をほとんど機械化することができるようになるが、未だ民族といった社会の集合体が形成されている時代の話。主人公は公安警察9課に所属している草薙素子。脳以外をサイボーグ化している人間だが、「私」という存在にゆらぎと疑問を感じている女性である。警察内でも少し異質な公安9課は、巷で発生しているハッキング犯の逮捕に力を入れていたが、そんなある日、9課のテリトリーに、あるサイボーグがやってくる。9課に保護されたサイボーグは、自分がハッキング犯だと名乗り、人工知能であるが自分はゴースト(意識)を持ったと主張、一生命体として存在することを要求した。そんな彼をみて、草薙素子は彼と何かにかよるものを感じるのだが・・・。
もはや「私でなくても良い世界」、つまり「私の代替機がある」状態の中で、「私」という存在に戸惑いや不安をもつ。
「私」って何?を考える映画。
②空気人形(心を持つことは、切ないことでした。)
是枝裕和監督作品。
古びたアパートに住む中年男の秀雄が所持する「のぞみ」と名づけられていた空気人形が、ある朝「心」を持つようになる。やがて「のぞみ」は街へ繰り出し、レンタルビデオ屋で働く純一と出会う。その店で「のぞみ」はアルバイトを始める事となる。
心を持つ=自我を持つ、ということ。私が「私」を意識するようになったとき、社会の中での「個」を認められないことはなんとも空虚なことと感じる。また、そうやって、空虚な存在とされてしまったものは、自分を傷つけたり、2次元へ愛の方向性を逸らしたり、身近なものに欲をぶつけたり、自分のことだけを相手してくれる「空気人形」を抱いて寝ることで、自分が空虚であることから解放されるのである。そして、「私」を認め祝してくれたとき、言葉にならない幸せを感じる。この作品はそういった部分を言葉で説明せず丁寧に描いている。オススメ。
人間関係が希薄になり、「私」の存在価値をも希薄になった現代で、「私」と認められる価値を考える映画。
③エヴァンゲリヲンシリーズ
言わずもがなの有名作品。これこそ現代の「個」の考え方を体現した作品。ATフィールドを考案した作者に(`・ω・´)ゞしたくなる。ちなみにATフィールドは一説だが「アンチ・他人・フィールド」の略と言われている。
この作品は、自分で自分を「認める」映画である。
「僕はここにいていいんだ!」までたどり着くまでのプロセスが大切。
テレビシリーズの話だが、最終回の最後15分は非常に大事なので是非繰り返し見て理解することを勧める。
今回は以上です。
今日あげた3作品は見て損しない映画映画作品なので、ぜひぜひ見てみてください。①に関してはオリジナル版の「攻殻機動隊」と、2006年にリメイクされた「攻殻機動隊2.0」、またその続編として制作された「イノセンス」も併せて見てみるとより理解が深まるでしょう。②は、ただ呆然と見ているだけではだらりとしてつまらない作品と感じてしまいがちだが、マクロの視点とミクロの視点を持ちながら丁寧に鑑賞して欲しい。
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